レシピ
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産直通販サイトの漁師さん直送市場を利用して、愛媛県で枡網漁(定置網漁)をされている氏政丸さんから送っていただいた鮮魚セットの中に、スズキがありました。この記事では、スズキの豆知識やレシピをレポートします。
●スズキのレシピ一覧
スズキは成長と共に名前が変わる出世魚です。
地方によって呼び名は様々に異なりますが、大きく分けて、コッパ→セイゴ→フッコ・ハネ→スズキと呼ばれています。
スズキは透明感のある美しい白身で、刺身や寿司、塩焼きのような和風料理の美味しさはもちろん、ムニエルやカルパッチョ、フライといった洋風料理も美味しいので、一般家庭でも使い勝手がとても良いお魚です。
また、骨からも良い出汁が取れ、分厚く硬いですが皮もまた風味があり美味しいので、余すことなく味わうことができます。
スズキを直送頂いた氏政丸さん
スズキは定置網漁や巻き網漁など様々な漁法で漁獲されています。
産直通販サイトの漁師さん直送市場では、石川県で定置網漁をされている鹿渡島定置さん、愛媛県で桝網漁をされている氏政丸さんなどで時期によりスズキの水揚げがあります。
定置網漁は魚の通り道に大きな網を設置して魚を奥に誘導し、魚を漁獲する漁法となります。
以下の動画は愛媛の氏政丸さんとは違いますが、鹿児島の定置網漁でスズキが水揚げされています。
スズキの旬は夏となります、産卵期前となり脂がのってとても美味しいです。夏は夏枯れにより、全国的に水揚げが少なくなる中、水揚げがある貴重な魚となります。
秋になり産卵直前のスズキも美味しいという声もあります。
楽天市場などの一般的な通販でスズキがどの程度の値段で販売されているか調査してみました。
1~1.5kg程度の大きさのスズキが4,000~5,000円程度の値段で販売されているように見受けられましたので、2,500~5,000円/kg程度の価格帯だと思います。
産直通販サイトの漁師さん直送市場では、1,500~2,500円/kg程度で販売されている漁師さんが多いように思われますので、鮮魚セットにスズキが入っていた場合は単品で購入するよりもお買い得になることが多いかと思います。
スズキのさばき方です。
1.ウロコをとる。
2.頭をおとし、内臓を除去
3.血合いを洗い、水分をとる。
4.三枚おろし
スズキは皮や胃袋、浮袋、白子(精巣)、卵、骨とすべてを味わうことができる魚です。
スズキの身は、京都や大阪で昔から「洗い」と言われてきた食べ方が有名です。
洗いは、スズキのお刺身を冷水に入れ、身が半透明に白くなりましたら引き揚げて食べる食べ方です。
洗わない普通のお刺身で食べるスズキと、比べてみる楽しさもあります。
皮と白子はさっと湯引いて冷水にとります。
浮袋と胃袋は1分ほど煮てから冷水にとります。
胃袋と皮はポン酢で食べると美味しいです。
浮袋と白子は、刺身や洗いと一緒に刺身醤油で。
卵は煮つけにしても美味しいです。
骨からは良い出汁がでるので是非お吸い物を作ってみてください。
揚げ物は、スズキの切り身に軽く塩をふって20分ほど置き、余分な水分と臭みをキッチンペーパーでふき取り、唐揚げや天ぷらにします。
白くふっくらとした身がとても美味しいです。
スズキの洗いのレシピです。
【レシピ】
<材料>
・通販で取り寄せたスズキ
<作り方>
①3枚おろしにしたスズキの皮を引きます。
②スズキの中骨はピンセットなどでも抜き取りにくいため、中骨をはさんだ上下で身を切り分けて、骨を取り除きます。
③お刺身のように切っていきますが、あまり薄い切り身にしない方が洗いの美味しさを味わえます。
④切った切り身を、よく冷えた氷水に入れて急速に冷やします。
⑤身が半透明になり白っぽくなれば完成です。水気を切って、器に盛り付けます。
しっとりとしたスズキのお刺身に比べて、洗いはコリコリとした食感を楽しめます。
スズキの皮の湯引きのレシピです。
お刺身や洗いのために引いた皮も美味しくいただけます。
コリコリとした弾力と、旨味ある風味が美味しいです。
【レシピ】
<材料>
・通販で取り寄せたスズキ
・刻みネギとポン酢
<作り方>
①スズキの引いた皮を熱湯で10秒から20秒ほど茹でて、冷水にさらします。
②キッチンペーパーなどで水気を拭き取り、食べやすい大きさに刻んで器に盛り付けます。
③上から刻みネギとポン酢をかけて、完成です。
スズキの塩焼のレシピです。
【レシピ】
<材料>
・通販で取り寄せたスズキ
・塩
<作り方>
①スズキのウロコや内臓を取り、水で良く洗って水分を拭き取ります。
②少し多めかなと思う量の塩を、高さ30cmほどから両面に満遍なくふりかけ、20分ほど置き、出てきた水分を優しくキッチンペーパーで拭き取ります。
③あらかじめ2分ほど魚グリルに強火で火をつけて網を温めておきます。そうすることで、魚の身が網にくっつくことを防げます。
④魚グリルが両面焼きの場合は、お皿に盛り付ける時に上を向く皮目を上にして中火で焼きます。片面焼の場合は、先に皮目を下にして中火で焼き、途中で裏返します。
⑤両面に焼き目がつきましたら完成です。
スズキの塩焼きは、しっとりふっくらとした舌触りで、とても美味しいです。
スズキのカルパッチョのレシピです。
【レシピ】
<材料>
・通販で取り寄せたスズキ
・塩コショウ、オリーブ油
・レモン・カボス
・トマトやハーブ
<作り方>
スズキを薄くスライスし、皿に敷き詰め、塩コショウを振ってオリーブ油を上から回しかけます。更に上からレモンやカボスを絞り、完成です。
トマトやハーブなどを上に乗せると彩り豊かな一品になります。
時間がない場合は手作りではなく、お好みの市販のドレッシングをかけるだけでも美味しくいただけます。
スズキの皮目をじっくり焼き、皮をパリッとさせると美味しく頂けます。
スズキのムニエルのレシピです。
【レシピ】
<材料>
・産直通販で取り寄せたスズキ
・塩コショウ、小麦粉、バター
<作り方>
①スズキの切り身の両面に塩コショウを振り、周りに小麦粉を満遍なく付けます。
②フライパンにバター大さじ2を入れ、中火にかけます。
③スズキの皮目を下にして、時々ヘラで皮目がフライパンに付くように軽く押さえて中火で焼きます。
④切り身の周りが白くなってきて8割がた焼けましたらひっくり返し、バター大さじ1を更に足して1分ほど焼いてお皿に取り出し、お好みでレモン汁をかけて完成です。
スズキの皮目をじっくり焼いてパリッとさせると美味しく頂けます。
スズキのポアレのレシピです。
【レシピ】
<材料>2人分
③切り身の周りが白くなってきて8割がた焼けましたらひっくり返し、全体に火が通りましたらお皿に取り出します。
スズキの蒸しのレシピです。
【レシピ】
<材料>2人分
通販で取り寄せたスズキの切り身 2切れ
A:砂糖 小さじ1/2
A:しょうゆ 大さじ1
A:酢 大さじ1
A:ごま油 大さじ1
<作り方>
①耐熱のお皿にスズキ2切れを入れ、塩小さじ1/8と酒大さじ1を上からかけ、ラップをして電子レンジで3~4分(500W)加熱します。
②その間に青ネギ1本を小口切りにします。
③Aを深めの器に混ぜ、スズキのレンジ加熱が終わったらレンジで1分加熱します。
④スズキを器に盛り付け、加熱が終わった③を回しかけます。上に②の青ネギをちらして、完成!
簡単に美味しいスズキの蒸し料理を味わえます。
産直通販サイトの漁師さん直送市場を利用して、愛媛県の氏政丸さんから送っていただいた鮮魚セットの中に、スズキがあり、実際に取り寄せた体験やおすすめレシピをレポートしました。
スズキはカルパッチョや様々なレシピで美味しく頂けました。
氏政丸さん、ありがとうございました。
スズキを直送頂いた氏政丸さん
岡山県 邦美丸
鮮魚セット 約4kg~8kg
9,600円(税・送料込)
目安人数8~16人。親戚を呼んでのお祝いごとやホームパーティーにオススメです。
岡山県 邦美丸
鮮魚セット 約3kg~6kg
7,680円(税・送料込)
目安人数6~12人。親戚を呼んでのお祝いごとやホームパーティーにオススメです。
岡山県 邦美丸
鮮魚セット 約2kg~4kg
5,680円(税・送料込)
目安人数2~4人。家族・パーティーにオススメです。1日目は基本的に刺身、2日目以降は焼き・煮付等お楽しみ頂けます
岡山県 邦美丸
鮮魚セット 約1.5kg~3kg
4,680円(税・送料込)
目安人数2~3人。夫婦・家族にオススメです。1日目は基本的に刺身、2日目以降は焼き・煮付などお楽しみ頂けます