レシピ
レシピ
春のおとずれ。桜の開花を聞くころ。
スーパーやお寿司屋さんに並びだすのが、「桜鯛」です。
桜鯛とは、春先に獲れる真鯛のことです。
桜鯛は春の風物詩と言われ、おめでたい縁起物の魚として、入学や旅立ちのお祝い事によく使われてきました。
いつもの真鯛だけでも特別感がありますが、この時期の真鯛はいつもより鮮やかなピンク色の体に、桜が散ったような白い斑点が表れ、より華やかでおめでたい姿をしています。
長かった寒い冬を終え、桜が咲きだす陽気の中、「桜鯛」という響きは私たちの心を温かく包みこみ、季節の移り変わりを感じさせてくれます。
じつは春の真鯛のことを桜鯛と呼ぶ一方で、標準和名が「サクラダイ」という本物のサクラダイがいます。それぞれについて説明していきます。
標準和名「サクラダイ」の本物のサクラダイは、タイ科ではなくスズキ目ハタ科の海水魚です。
真鯛よりも鮮やかな濃い赤色の体に、白い斑点が散っており、糸状の背びれと両端が長い尾びれが特徴です。大きさは、大きくても15センチ程という小さい魚です。まとまっては漁獲されにくくサイズも小さいため、ほとんど市場に出回ることがありません。味は美味しく、かまぼこの原料としても使われているそうです。
春に獲れる真鯛のことを「桜鯛」と呼びます。特に瀬戸内海沿岸でそのように呼ばれます。花見鯛と呼ばれることもあるそうです。
真鯛は3月~6月頃、産卵のために内湾の浅瀬の方へ群集し、多くの真鯛が漁獲されます。
桜が咲き始めるこの時期の真鯛は、体が桜色をしており、かつ桜の花びらのような模様に見える斑点があるので、古くから季節の移り変わりを大事にしてきた日本では、この時期の鯛を春の風物詩として「桜鯛」と呼び、親しんできました。
また、産卵前の桜鯛は、産卵のために脂肪を蓄えて脂が乗っている時期であり、身もプリプリとして美味しいと言われています。
一年中食べられるようになった食材が多い現代でも、季節を感じ、旬を感じられるのが桜鯛です。
桜鯛の美味しい食べ方は、真鯛のように塩焼きや鯛飯でいただくのも良いですが、やはり脂の乗ったこの時期の桜鯛は、お刺身や、お寿司で頂くのがおススメです。
お刺身やお寿司を作った時に、刺身しょうゆで頂くのも定番の美味しさですが、しょうゆ以外でいただくのも美味しいです。
塩は新鮮な魚の旨味を引き立ててくれます。桜鯛のお刺身やお寿司に、塩とレモン汁を少しかけることで、桜鯛と塩とレモンの調和を楽しめ、春らしい爽やかな味わいになります。
「レモンと塩」より和風の味わいになり、ゆずの上品な香りが桜鯛によく合います。
産卵期の桜鯛のメスのお腹には卵が、オスのお腹には白子があります。どちらも春だけの貴重なものであり、絶品の美味しさです。
桜鯛の卵、「鯛の子」は料理屋さんにも引く手な美味しい食材です。
鯛の卵は優しい甘みがあり、薄味の煮つけがおすすめです。
<作り方>
鍋に、だし200cc、さとう大さじ1、薄口しょうゆと、みりんを各大さじ2、千切りにしたしょうがを入れて煮たて、そこに洗って水を切った卵を入れます。中まで火が通ったら完成です。
ほろほろとほぐれる食感が美味しく、お酒にもよく合います。
桜鯛の白子はとてもクリーミーであり、軽く焼いたり、天ぷらや鍋などでいただいても美味しいです。
<白子のグリル焼きの作り方>
1、白子を10分程酒に漬けて、余分な血や臭みを抜きます。
2、塩・こしょうを振り、魚グリルなどで表面に焼き色が付くまで焼き、完成です。
「桜鯛」という言葉の響きは、心も春めいた明るい気持ちにさせてくれます。
そしてその爽やかな味わいと美味しさは、これから始まる新生活に向けて活力を与えてくれます。
コロナウイルスの影響で、桜の木の下で春を味わいたくてもなかなか味わえないこの時期。
漁師さん直送市場では、自宅から出なくても通販で産地直送の新鮮な桜鯛が届きます。
石川県 鹿渡島定置
アオリイカ 2.5~3.0キロ
9,480円(税・送料込)
定置網で獲れるアオリイカです。富山湾では9~12月がアオリイカの水揚げ時期になります。
石川県 鹿渡島定置
アオリイカ 1.5~2.0キロ
7,480円(税・送料込)
定置網で獲れるアオリイカです。富山湾では9~12月がアオリイカの水揚げ時期になります。
石川県 鹿渡島定置
鮮魚セット 約4kg~8kg
9,600円(税・送料込)
目安人数8~16人。親戚を呼んでのお祝いごとやホームパーティーにオススメです。
石川県 鹿渡島定置
鮮魚セット 約3kg~6kg
7,680円(税・送料込)
目安人数6~12人。親戚を呼んでのお祝いごとやホームパーティーにオススメです。