レシピ
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漁師さん直送市場の産直通販を利用して、
愛媛県の三崎漁業協同組合さんから、「天然サザエ・アワビ お得セット」を送って頂きました。
三崎漁協さんのサザエとアワビは、現在でも素潜りで「海士(あまし)」さんが獲ってくださっています。
海士さんは、腰に鉛をつけて30m程の深さまで潜り、息の続く限りサザエやアワビを探し、身ひとつで漁をしてくださっているのです。
コロナで自粛が続いて心も身体も曇りがちな中、届いた立派なサザエとアワビを見て、これを獲るために体を張って大きな海に潜り、一生懸命貝を獲ってくださった海士さんを思い、感謝の気持ちが溢れてきました。
特大なサザエとアワビ。
こんなに立派なサザエとアワビが、今だからこその本当にお得な料金になっています。
海士さんに申し訳ないくらいです。
でも購入して美味しく頂くことが、漁協さん、漁師さん、海士さんへの応援につながると思います。
三崎漁協さん、ありがとうございます。
いつもは食べられない美味しい物をいただいて、心と身体に元気をいただきました。
この度は、三崎漁協さんとアワビについてご紹介していきます。
三崎漁協さんは、愛媛県の最西に位置する、日本で1番細くて長い佐田岬半島の端にある漁協さんです。
漁は、一本釣り漁と素潜り漁の海士(あまし)さんが主体となっています。
漁場は、瀬戸内海と太平洋の豊かな海流が混ざり合う豊予海峡であり、餌が豊富で潮流が速く、タイをはじめ、ブリ、アジ、サバなどの魚の一大宝庫ともなっています。
豊富な海藻を食べ、荒波にもまれたサザエやアワビを素潜りでとってくるのは、「海士(あまし)」と呼ばれる男の仕事です。海士の伝統は古く、かつてはフンドシひとつで45mも潜る海士もいたそうです。
現在の海士さんたちはウエットスーツに身を包んでいますが、腰に下げるアワビを取るための道具・磯金(いそがね)や、素潜りの漁法も昔となんら変わりがないそうです。
腰に鉛をつけて30m程の深さまで潜り、息の続く限り獲物を探し、採りあげます。海底にいられるのは2分程だそうで、海上との間をこきざみに往復しながら、空気を貯えてはまた潜ります。
体力の限界へ挑む、身ひとつの漁であり、規格に満たない小さなサイズの貝は海にかえすなど、海士の掟と海を守りながら漁をしてくださっています。
三崎漁協さんから届いた発泡スチロールの箱を開けると、大きなサザエとアワビがズラリ!
サザエの貝の蓋からは泡がブクブクと出て、アワビも触ると身が縮んで動き、「生きている!」と子ども達は大騒ぎ。
三崎漁協さんは生きた新鮮なサザエとアワビを梱包して発送してくださるので、届いた時も生きている可能性が高いです。(自然の生き物なので絶対ではないです)
たいへん高価で珍重される食材、アワビ。
アワビは言わずと知れた「最高級の海産物」であり、実際に目にするとその堂々たる姿に圧倒されます。
大きな光り輝く貝殻、見るからに肉厚な身は、その希少価値と美味しさを視覚からだけでも十分感じさせてくれます。
新鮮なアワビはやはりお刺身!でも焼いたプリップリのアワビのステーキも食べたい!
悩ましいところですが、嬉しいことに「天然サザエ・アワビ お得セット」には、大きなアワビが2つ入っています。
すぐに1つはお刺身で、もう1つはアワビのステーキにしようと決めました。
アワビは、美味しいだけではなく、体に良い成分がたくさん含まれている栄養価の高い貝です。
アワビは、低脂肪なのに高たんぱくであり、低コレストロールでカロリーは少なく、コラーゲンが非常に豊富なことが特徴です。健康にも美容にもとても嬉しい食べ物です。
ミネラル類では、銅、亜鉛、鉄分、マグネシウム、他にタウリン、カリウム、ビタミンA・B・Cが豊富に含まれています。
これらの栄養価の高さから、アワビは昔から中国など各国の薬膳としても大変重宝されてきました。
美味しく食べて体は健康に。そして心は幸せに。
コロナで心も体も疲れがちな日々に、アワビは最高の贈り物だと思いました。
①箱から取り出したアワビの身に塩を振り、揉みながらヌメリと汚れを取り、ヌメリが取れたら水で洗います。
②貝の殻と身の間にテーブルナイフを差し込み、中心にある貝柱を切り取るようにアワビの周りにナイフを入れて身を外します。
③身に付いている黒いワタ(肝)を外します。(ワタ(肝)も食べられます。肝の部分はそのままでも食べられますが、さっと湯通ししてからお刺身に盛り付けたり、裏ごしして肝醤油にしてお刺身のタレにするのも美味しいです。)
④身を流水で良く洗い、水気を拭き取ります。
⑤身の周りに付いているヒラヒラしているヒモの部分もコリコリとして美味しいので、お刺身にしてもステーキの時に一緒に焼いても美味しくいただけます。
⑥身の端に付いている赤く硬いアワビの口は、包丁で切り落として捨てます。
アワビのお刺身は驚くほどコリコリとした歯ごたえがあります。
噛むごとにアワビの上品な旨味が染み出してきます。
一切れずつしっかりと噛みしめ、アワビの美味しさをゆっくりと味わえます。
硬い物が苦手な方も、薄く切ることで美味しく味わえるかと思います。
①取り出したアワビの身をキッチンペーパーでふき取り、まな板に横長に置きます。
②端から薄切りにしていきます。
③アワビの殻を水から茹でてアクを取り、殻の水分をキッチンペーパーでふき取ります。
④②のお刺身をアワビの殻に盛り付けて完成です。
①熱したフライパンにバターを溶かし、貝柱を上にして焼きます。
②両面を焼いたら醤油を回し絡めて完成です。
アワビは生のお刺身ですとコリコリとした歯ごたえですが、加熱すると驚くほどにプリップリと柔らかくなります。肉厚な身のプリップリっとした弾力はたまりません。
噛むごとに加熱して甘味を増したアワビの美味しさを堪能できます。
思わずうなる美味しさでした。
コロナで自粛が続く今は、美味しい物を外のお店にはなかなか食べには行けませんが、アワビは素材そのものが美味しいので、誰が作っても「お店で食べているような非日常的な美味しさ!」になるので嬉しいです。
いや、でも自分の調理の仕方で良さが半減してしまうのでは・・・と心配になりますが、アワビは
貝から外すのも簡単!
調理もシンプルで簡単!
なので誰が作っても最高の美味しさが味わえます。
さらには殻から外すこともせず、殻付きのまま網や魚グリルに乗せて焼く磯焼きもとても美味しいです。
三崎漁協さんの海士さんが一生懸命獲ってくださったアワビ。
感謝しながら家族で美味しくいただき、幸せな食卓の時間となりました。
三崎漁協さん、ありがとうございます。