レシピ
レシピ
産直通販サイト、漁師さん直送市場を利用して、
石川県漁協の西海支所さんから甘えびを送って頂きました。
箱を開くと、朱色に輝く甘えびがぎっしりと詰まっており、思わず笑みがこぼれました。
甘えびはプリプリとした食感と、甘い味わいの身が人気の食材です。
甘えびは、柔らかい皮をむくとすぐに食べられる、調理の手軽さも嬉しいですね。
木の葉も色づき始めた秋に、旬を迎えた甘えびはいかがでしょうか。
甘えびは流通の世界では赤えびと呼ばれ、正式には北国赤海老といいます。
殻が柔らかいので剥きやすく、生で食べるととろけるような甘みがあるのが特徴です。
甘えびは、サッと水洗いをして、殻を剥くとすぐに食べられる良さがあります。
新鮮な甘えびの甘くとろける身は絶品!手が止まらず何尾でも食べてしまいます。
甘えびの旬は秋から冬で、卵をたっぷり抱えたこの秋の時期が、一番甘味があり美味しいとも言われています。
甘えびにはタウリンが多く含まれ、脳卒中、高血圧、心臓病などの成人病予防として効果があると言われています。
また甘味は脂肪によるものではなく、たんぱく質に含まれるアミノ酸によるものなので、高タンパクかつ低脂肪で、美味しく体に嬉しい食材です。
新鮮な甘エビは何といってもお刺身です。
甘えびを水洗いして頭と殻を剥くと、もう完成です。
口の中でとろける甘みと、つるっとぷりっとした歯ごたえがあり、うなるほどの味わいです。
頭と尾を残して丼ぶりに盛り付けると豪快な甘えび丼が完成します。
甘えびは生で食べる食べ方が、甘みとプリプリとした食感を味わうことができ、一番美味しいなと思います。
しかし、甘えびのお刺身ばかりでは飽きるという方に、おススメの生で食べる甘えびのレシピが2つあります。
和風と韓国風で、どちらも甘えびのプリプリ、トロリとした甘い身はそのまま味わえ、とても美味しいです。
<材料>
甘えび 約10匹
A:みりん 小さじ1
A:醤油 小さじ1
A:ゴマ 小さじ2
<作り方>
①甘えびの頭や殻を外して、身だけをボールに入れます。
②ボールにAを入れてサッと混ぜ、器に盛り付けて完成です。
あっという間に、甘えびの美味しいゴマ和えが出来上がります。
甘えびのお刺身は韓国風の味付けにしても美味しいです。
<材料>
甘えび 約10匹
A:ごま油 小さじ1
A:醤油 小さじ1
A:砂糖 小さじ1
A:コチュジャン(なければ豆板醤と甜麵醬を合わせても◎) 小さじ1
A:すりおろしにんにく 小さじ1/2
A:すりゴマ 小さじ1
卵黄(あれば) 1つ
大葉(なければ青ネギなど) 1枚
①ボールにAを入れて混ぜておきます。
②甘えびの頭や殻を外して、身だけをボールに入れます。
③サッと混ぜて、器に盛り付けます。盛り付けた上に大葉を置き、その上に卵黄を乗せて完成です。
甘辛いユッケの味と、甘くプリッとした甘えびはとても良く合います。
味噌が入っている頭も美味しく、カルシウムがたっぷりとれる食材です。
<作り方>
①残った頭に塩をしっかりめに振り、20分ほどおきます。
②塩を振った頭を水でさっと流してから、魚グリルに乗せます。
③両面を弱火でじっくりと焼き、軽く焦げ目がつきましたら完成です。
カリカリとした食感に、エビの味噌が香る香ばしいおつまみが完成します。
甘えびの頭からは良い出汁が出ます。
えびの風味と旨味を味わえる高級お味噌汁が簡単に出来上がります。
<作り方>
①甘えびの頭を水から煮ていきます。
②沸騰しましたら、灰汁を取り、頭を取り出します。
②ネギや豆腐など好みの具材を煮て、味噌を入れて完成です。
甘えびを食べるとたくさん出てくる頭・殻・尾も無駄にはできない美味しい食材です。
甘えびの殻で濃厚なアメリケーヌソースを作ることができます。
<材料>
甘えびの殻・頭・尾 20匹~40匹分くらい
オリーブオイル 大さじ2
ニンニクのすりおろし 2,3かけ分
A:水 100㏄
A:白ワイン(なければ料理酒) 100㏄
B:カットトマト缶 1缶
B:コンソメ 1個分
B:塩コショウ 少々
生クリーム(なければ牛乳) 50㏄
<作り方>
①フライパンにオリーブオイルとニンニクのすりおろしを入れて弱火にかけます。
②ニンニクの香りがしてきましたら、エビの殻や頭、尾を入れて中火にして炒めていきます。
③頭の中の味噌を出すように木べらでつぶしながら炒め、全体に軽く焼き色が付きましたら、Aの水と白ワインを加えて煮込みます。
④10分ほど煮込みましたら、ザルにあけて、殻と煮汁を分けます。
⑤ザルにあげた頭などの殻から、出汁を絞り出すように強く上から押して、美味しい出汁を煮汁に出し切ります。
⑥煮汁をフライパンに戻し、そこにBを入れて15分ほど煮詰めていきます。
⑦水分が飛び、トロリとしたソースになりましたら、最後に生クリームを入れて完成です。
こちらのアメリケーヌソースを使って、美味しいパスタとドリアも作ることができます。
絞り出した頭などの殻も、ふりかけにすることができますので、置いておきます。(下記のふりかけレシピ参照)
上記のレシピで作ったアメリケーヌソースに、茹で上がったパスタを絡め、味を見て塩コショウをして完成です。
上から、甘えびのふりかけ(下記のふりかけレシピを参照)をかけると、更にエビの香りが香ばしくなり美味しいです。
<作り方>
①ご飯に塩コショウをかけて混ぜておきます。
②耐熱皿にご飯を平らに敷き、上からアメリケーヌソースをかけます。
③その上にたっぷりとチーズをのせて、トースターやグリルで焼きます。
④チーズに焼き目が付きましたら取り出し、上から甘えびのふりかけ(下記レシピを参照)を振りかけて完成です。
甘えびのふりかけを利用して手作りエビせんべいも作ることができます。
<作り方>
①ボールにエビの粉末大さじ4、片栗粉50g、水100cc、塩ほんの少々を入れてよく混ぜます。
②フライパンに薄く油をぬり、スプーンで好きな大きさに生地を落としていきます。
③弱火~中火で裏表を焼きます。
④そのままでも完成ですが、おせんべいのカリッと感がもっと欲しい場合は、レンジOKの耐熱皿に重ならないように③を広げ、レンジで数分加熱しますと完成します。
甘えびの殻や尾で、サクサクの美味しいかき揚げも作ることができます。
殻に付いた卵も使うことができるので、卵を無駄にせずに味わうことができます。
<材料>
甘えびの殻や尾 約20匹分
玉ねぎ 中サイズ1/2個
さつまいも(お好みの具でも◎) 小サイズ 1/2個
小麦粉:片栗粉=3:1
<作り方>
①ボールに、甘えびの卵が付いた殻や、尾を入れます。(頭も揚げると美味しいですが、頭はかさ張るので頭だけを天ぷらや素揚げにすると良いかと思います)
②玉ねぎ、さつまいもは薄切りや、細い千切りにして、①のボールに入れます。
③そこに、具全体にまぶせるくらいの小麦粉と片栗粉を入れ、混ぜて粉を全体にまぶします。
④具を混ぜながら、水を少しづつボールに入れて、具の周りの粉が粘り気を帯びるくらいの水加減にします。
⑤170度の油を用意して、具をお好みの大きさにまとめて油に入れます。
⑥片面が色付くまで触らず置いておき、片面が上がってきましたら上下を返し、カラっと揚げて完成です。
甘えびの殻や尾がカリッとした食感になり、食べやすいです。
彩りも甘えびの赤色が映えて綺麗です。
カルシウムも取れる美味しいかき揚げが出来上がります。
プリプリ、トロリとした食感で、甘みある甘えびは本当に美味しいですよね。
洗って殻を剥けば食べられる手軽さも有り難いです。
そして、頭も、殻や尾も美味しく食べることができるので、廃棄するものがほとんどなく、余すことなく甘えびを味わることも魅力です。
今年初物の旬の甘えびもまた、最高に美味しかったです。
石川県漁協の西海支所さん、ありがとうございました。