レシピ
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産直通販サイトの『漁師さん直送市場』では、漁師さんから産地直送で届く鮮魚セットにワタリガニが入っていることがあります。この度はワタリガニの旬の時期や値段、冷凍方法や人気レシピについてご紹介していきます。
昔は海産のカニといえば、ワタリガニのことを指していたほど、ワタリガニは一般的に知られた食用ガニでした。
しかし近年では、乱獲によって日本での漁獲高が減り、国内産のワタリガニは産地を問わず高値で取引されるようになりました。
特に、30cmほどの大型のものや生きている活けワタリガニは、とても高級品となっています。
しかし、高級と言っても、タラバガニやズワイガニよりは買い求めやすい値段であり、また小ぶりのサイズは買い求めやすく、美味しいワタリガニを堪能することができます。
ワタリガニは殻も比較的薄く食べやすく、味も出汁も絶品です。
この度は産地直送でお取り寄せができるワタリガニについての旬の時期、値段、冷凍方法、レシピについてご案内します。
[産地直送]通販でお取り寄せ!ワタリガニの水揚げがある岡山県 邦美丸さんについてはこちらです。
ワタリガニのレシピ一覧はこちらです。
ワタリガニの正式名称は「ガザミ」と言います。
なんと「ワタリガニ」が正式名称ではなかったのですね。
群れをなして移動するので「ワタリガニ」と呼ばれるようになり、響きのいい「ワタリガニ」が一般的な呼び名となったそうです。
ワタリガニは北海道から台湾までの地域で生息し、温かい時期は浅場、秋になると深場に移動、冬には砂に潜り冬眠します。
ワタリガニは一年を通して水揚げがありますが、旬は地域や、ワタリガニのオスかメスかによって違ってきます。
岡山県ではワタリガニの産卵期は5~9月頃であり、メスはこの時期身が痩せていますが、オスは美味しくいただくことができます。
ただ、水温の高い夏場にワタリガニは脱皮を行うため身が痩せている傾向があります。
秋、冬、春先と、水温が低い時期が全体的に身が締まり、美味しくなる旬となります。
ワタリガニは刺し網漁、底引き網漁、定置網漁などで漁獲されています。
産直通販サイトの漁師さん直送市場では、岡山県で底引き網漁をされている邦美丸さんや千葉県で刺し網漁をされている不動丸さんにて時期によりワタリガニについて水揚げがあります。
底引き網漁は大きな網を船で引っ張り、魚介類を漁獲する漁法となります。
以下の動画は底引き網漁の漁師さんとなります。
一般的な通販サイトで販売されているワタリガニの値段を調査したところ、以下のように見受けられました。
・ワタリガニ 1kg前後(2匹~3匹) 6,000円~10,000円(別途送料が1,000円ほどかかります)
大型のワタリガニほど高い値段になります。
産直通販サイトの漁師さん直送市場では、秋~冬にかけて千葉の不動丸さん、山口の七福丸さんがワタリガニを出品されていることがあります。
【千葉の不動丸さん】
○活け〆ワタリガニ1kg位(2〜4匹)
活きているワタリガニを1kg位(2〜4匹入り)を発送直前に氷〆して発送致します。茹でて良し、蒸して良し、パスタ
4,980円(税・送料込)
送料等を考慮すると、ワタリガニ 1kg 3,000~4,000円の値段感かと思いますので、お買い得ですね。
また、ワタリガニの水揚げがあった際に、漁師さんが鮮魚セットに入れて送ってくださる場合もあります。
鮮魚セットは1.5kg~3kgで送料・税込みの4,980円となっています。
ここにお魚と共にワタリガニが入っていたらとてもラッキー!
旬の時期に、岡山県邦美丸さんの注文ページの備考欄にて「水揚げがあればワタリガニをお願いします」とご記入くださいますと、水揚げがあった際は鮮魚セットに梱包くださいます。
ワタリガニの生食は、少し水分が多くあまりお刺身に向きません。
また、お刺身で食べる際には、必ず生きているワタリガニであることが条件になります。
ワタリガニの基本的な料理法は、茹でる、蒸す、または良い出汁が出るので汁物や炒め煮など、濃厚な出汁を生かした料理が向いています。
甲羅からでる出汁だけでなく、ミソや卵巣の濃厚な旨味と甘味もずば抜けています。
ワタリガニを丸ごと茹でる場合、生きたままのカニを沸騰している鍋にそのまま入れると、カニが暴れて手足が取れてしまう事がよくあります。
ですので、生きているワタリガニを茹でたり蒸したりする時は、事前に活け締めしておく必要があります。
活け締めの方法はいくつかありますが、簡単なのは以下の3つです。
・ワタリガニを冷蔵庫にそのまま30分以上入れる。
・ワタリガニを氷水に10分以上浸ける。
・茹でる場合は、鍋にはった水の時点からカニを鍋に入れ、茹でる。
人気youtuberきまぐれクックさんのワタリガニが、お味噌汁用にワタリガニを冷凍する方法を紹介してくださっています。
ワタリガニの詳しい冷凍方法はこちらです。
ワタリガニの冷凍方法は動画の3:30~6:30にかけてになります。
人気youtuberきまぐれクックさんのワタリガニの塩茹でレシピです。
【レシピ】
<材料>
・通販で取り寄せたワタリガニ
<作り方>
大きめのお鍋でお塩をたっぷり入れて15分ほど茹で上げます。
詳しいレシピはこちらです。
ワタリガニの塩茹でレシピは動画開始~7:10の間にかけてです。
youtubeの銀座渡利さんの、『ワタリガニのさばき方と茹で方/美味しいおつまみ』レシピです。
銀座渡利さんはワタリガニを塩茹でする時に、あえて塩を少なめにして、茹でた足し汁を他の料理に使えるように工夫されています。
確かに茹でた汁を捨てるのは大変もったいないですよね。出し汁とレンコン、ワタリガニの身を使った上品な一品が簡単に完成します。
こちらの茹で方ですと、茹で汁をカニ飯や、カニパスタにも使うことができて良いですね。
また、銀座渡利さんは、ワタリガニを絞めるために、ピックや箸で眉間の間の急所を突く方法をとっています。
しかし、目のあたりを箸などで付くことが怖い方は、上記で紹介した氷水につけたり、冷蔵庫に30分ほど入れる方法がおススメです。
【レシピ】
<材料>
・通販で取り寄せたワタリガニ 1杯
・レンコン 10cmほど
・塩 少々
詳しいレシピはこちらです。
人気youtuberきまぐれクックさんのワタリガニの唐揚げレシピです。
【レシピ】
<材料>
・通販で取り寄せたワタリガニ
・酒 少々
・醤油 少々
・すりおろしショウガ
・片栗粉 少々
詳しいレシピはこちらです。
ワタリガニの唐揚げレシピは動画の3:30~10:00にかけてになります。
ワタリガニの味噌汁のレシピです。
【レシピ】
<材料>
・通販で取り寄せたワタリガニ
・味噌
・ネギ
<作り方>
①産地直送でお取り寄せしたワタリガニを、包丁で適当な大きさに切り分けます。
②鍋に味噌汁用の水を入れ、①を入れて水から煮出します。
③カニに火が通りましたら、味噌を溶き、ネギなどを散らして完成です。
ワタリガニのカニ飯のレシピです
【レシピ】
<材料>
通販で取り寄せたワタリガニ 1杯~2杯
お米 2合
A:薄口醤油 大さじ2弱
A:酒 大さじ2
<作り方>
①お米2合を洗い、ザルにあけておきます。
②ワタリガニ2杯を、2等分など好きな大きさに切ります。
③炊飯器に、①とAを入れてから2合の目盛りまで水を入れて混ぜ、②を乗せます。
④炊飯器のスイッチを入れて炊き、炊きあがりましたらカニの身をほぐしてご飯に乗せて完成です。
ワタリガニのパスタのレシピです
【レシピ】
<材料>2人分
通販で取り寄せたワタリガニ 1杯~2杯
オリーブオイル 大さじ8
トマトの水煮 1/2カップ
白ワイン 1/2カップ
生クリーム 50ml
醤油 小さじ1
塩コショウ 少々
ニンニク 2かけ
<作り方>
①鍋にお湯を沸かし塩を入れ、パスタを硬めに茹でる。
②ニンニク2片をみじん切りにし、温めたフライパンにオリーブオイル大さじ8を入れて香りが出るまで炒める。
③ザク切りにしたワタリガニを①に入れ、白ワイン1/2カップを加えてフタをし、蒸し煮にする。
④ワタリガニに火が通ったらトマトソースかトマトの水煮を1/2カップ入れて煮つめ、パスタの煮汁少々と、薄口醤油小さじ1、塩コショウで味付けをし、弱火にして生クリーム50mlを加える。
⑤茹で上がったパスタを④のフライパンに入れ、ソースを絡めて完成です。
カニの赤い色はアスタキサンチンという色素であり、これはβ-カロテンやリコピンなどと同じくカロテノイドの一種です。アスタキサンチンは、高い抗酸化作用を持つため、血管を健康に保ち、免疫力を高める効果があるとされています。
また、骨の生成に欠かせないカルシウムやマグネシウム、リンなどが豊富に含まれています。
ワタリガニを含め、カニは茹でたり蒸したり焼いたりするだけで、塩などの調味料を付けなくても美味しくいただけるのも特徴です。塩分を控えた食事をされている方も、塩分なしで濃厚な旨味を堪能でき、美味しい食卓になります。
ワタリガニのカニ飯に、お味噌汁、パスタとどれも美味しいですよね。
ワタリガニは身の美味しさだけでなく、濃厚な出汁も魅力の一つです。和洋問わずいろいろな味わい方ができ、料理や食事を楽しめるのも嬉しいですね。
漁師さん直送市場の岡山県の漁師さん、邦美丸さんの網には時々ワタリガニが入り、産地直送の鮮魚セットにワタリガニを入れてくださっています。
ワタリガニを一度自宅で味わってみたい方は、ぜひ鮮魚セット注文時の備考欄に「水揚げがあればワタリガニをお願いします。」と記入してご注文してみてください。