レシピ
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産直通販サイトの漁師さん直送市場にて、高知県の九石大敷さんから鮮魚セットを直送頂いたところ、神経締めのヒラスズキが入っていました。実際に取り寄せた体験やレシピをレポートします。
●ヒラスズキのレシピ一覧
ヒラスズキは、日本に生息しているスズキ属3種類の中の一種です。
日本生息のスズキ属には、ヒラスズキに加えて、一般的なスズキと、タイリクスズキがあります。
ヒラスズキは、名前の通りスズキと比べて形が平たく、体高が高いです。
内湾や河口部に生息するスズキと比べ、ヒラスズキは外洋に面した荒磯に生息しており、身質はタイ科に近く、味も臭みのない上品な味をしています。
ヒラスズキの身は、スズキのように透明感のある白身ではありますが、スズキとは以下の違いがあります。
・ヒラスズキには、鮮やかな朱色の血合いがある
・ヒラスズキには、スズキのような黒い筋がない
・ヒラスズキは、身が全体に引き締まっている
どちらかというと、マダイに近い美しさ、身質かと思います。
また、味も臭みがなく上品な旨味があり、新鮮なヒラスズキのお刺身は引き締まった弾力があり食感が良いです。
ヒラスズキの旬としては産卵期前の秋~冬が美味しいが、旬の時期以外でも通年でおいしいともいわれています。
ヒラスズキは楽天などの一般的な通販でどのような値段で販売されているか調査してみましたが、ヒラスズキの鮮魚の出品は見受けられませんでした。
ヒラスズキは高値の魚であり、一般家庭にはなかなか出回らず、料理店で出会える魚となっています。
一般的な通販ではヒラスズキを単品で販売しているところはなかなかないと思います。
産直通販サイトの漁師さん直送市場では、ヒラスズキの値段は1,300~1,800円/kg程度かと思います。
ヒラスズキのさばき方の動画です。
1.ウロコ・内臓を除去
2.頭をおとし、三枚おろし
ヒラスズキは煮ても焼いても、お刺身で食べても美味しく、料理法を選ばず味わえます。
新鮮なヒラスズキのお刺身は固いくらいに歯ごたえがあり、コリコリとした食感を楽しめます。
ヒラスズキを2,3日熟成させると少しマイルドになった歯ごたえと旨味が熟成され、また違った美味しさを味わえます。
ヒラスズキの刺身のレシピです。
【レシピ】
<材料>
・産直通販で取り寄せたヒラスズキ
<魚の熟成方法>
~ヒラスズキの半身は新鮮なお刺身で、残りの半身は熟成させて後日食べるという場合~
三枚おろしにした半身の水分を優しく拭き取り、キッチンペーパーにくるみ、更に上からラップで包み、冷蔵庫に入れます。
毎日キッチンペーパーを新しいものに変えて数日熟成させ、食べい日に皮を引いてお刺身に切って完成です。
きちんと冷蔵すれば一般家庭でも1週間は熟成された美味しいお刺身を味わえます。
青魚や水分の多い魚は塩をして1時間ほど置くと余分な臭みや水分が出て美味しいですが、臭みの少ないヒラスズキは塩を振って置きすぎると身が締まりすぎる可能性があるため、焼く20分前くらいに塩を振ります。
ヒラスズキの塩焼きのレシピです。
【レシピ】
<材料>
・通販で取り寄せたヒラスズキ
・塩
<作り方>
①ヒラスズキのウロコや内臓を取り、水で良く洗って水分を拭き取ります。
②少し多めかなと思う量の塩を、高さ30cmほどから満遍なくふりかけ、20分ほど置き、出てきた水分を優しくキッチンペーパーで拭き取ります。
③あらかじめ2分ほど魚グリルに強火で火をつけて網を温めておきます。そうすることで、ヒラスズキの身が網にくっつくことを防げます。
④魚グリルが両面焼きの場合は、お皿に盛り付ける時に上を向く皮目を上にして中火で焼きます。片面焼の場合は、先にヒラスズキの皮目を下にして中火で焼き、途中で裏返します。
⑤中火で焼き、両面に焼き目がつくと完成です。
ヒラスズキの塩焼きは、絹のようなしっとりとした舌触りでとても美味しいです。
ヒラスズキのカルパッチョのレシピです。
【レシピ】
<材料>
・通販で取り寄せたヒラスズキ
・塩コショウ、オリーブ油
・レモン・カボス
<作り方>
ヒラスズキを薄くスライスし、皿に敷き詰め、塩コショウを振ってオリーブ油を上から回しかけます。更に上からレモンやカボスを絞り、完成です。
トマトやハーブなどを上に乗せると彩り豊かな一品になります。
時間がない場合は手作りではなく、お好みの市販のドレッシングをかけるだけでも美味しくいただけます。
ヒラスズキのムニエルのレシピです。
【レシピ】
<材料>
・通販で取り寄せたヒラスズキ
・塩コショウ、小麦粉、バター、
<作り方>
①ヒラスズキの切り身の両面に塩コショウを振り、周りに小麦粉を満遍なく付けます。
②フライパンにバター大さじ2を入れ、中火にかけます。
③ヒラスズキの皮目を下にして、時々ヘラで皮目がフライパンに付くように軽く押さえて中火で焼きます。
④切り身の周りが白くなってきて8割がた焼けましたらひっくり返し、バター大さじ1を更に足して1分ほど焼いてお皿に取り出し、お好みでレモン汁をかけて完成です。
ヒラスズキは焼いても身が締まり過ぎずふっくらとしており、ムニエルやポワレにしても美味しくいただけます。
産直通販サイトの漁師さん直送市場にて、高知県の九石大敷さんから鮮魚セットを直送頂いたところ、神経締めのヒラスズキが入っており、実際に取り寄せた体験やレシピをレポートしました。
新鮮なヒラスズキは刺身がおいしいですが、それ以外でも様々な料理で美味しく頂きました。
高知県の九石大敷組合さんは定置網漁で漁獲した魚を神経締めして発送されているので助かります。
九石大敷組合さん、ありがとうございました。