レシピ
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産直通販サイトの「漁師さん直送市場」の通販を利用して、北海道の漁師さんからドンコを直送していただきました。
こちらの記事では、産直通販で実際に取り寄せたドンコについての豆知識や、通販や市場での値段、料理レシピをレポートしていきます。
ドンコ
その名で親しまれる冬の名物。
その姿からは想像がつかない淡白で上品な身と、何より脂がのった濃厚なキモがいち推しの魚です。
北海道の漁師さんがキモを傷つけないように丁寧に取り出し、キモだけを別の袋に入れてくれていました。ありがたい!
ドンコという名で親しまれていますが、本当の名前はエゾイソアイナメ。
名前にはアイナメと入っていますが、ドンコ(エゾイソアイナメ)はチゴダラ科の魚なので、アイナメよりはタラの仲間になります。
そしてタラと同様に、鍋や汁物でいただく味噌仕立ての「ドンコ汁」は絶品です。
●ドンコのレシピ一覧
エゾイソアイナメはチゴダラ科チゴダラ属となります。
イソアイナメという魚よりも北方(エゾ)にいるという意味から由来しているという説があります。
また、こちらはちょっとした豆知識ですが、川魚にも「ドンコ」という名前の魚がいます。こちらの正式名称は「ドンコ」。こちらがスズキ目ドンコ科に属する正式なドンコとなります。こちらの川魚ドンコは、ホウボウや、ハゼに似た見た目をしています。
エゾイソアイナメは赤みがかった色をしており、表面はぬるぬるしています。
頭は小さくシュッとしていますが特徴的なのが、ぽってりと丸々ふくらんだお腹の部分。ここに美味しいキモがつまっています。
北海道や東北・北陸地方など東日本のエリアでよく水揚げがあり、「ドンコ」と呼ばれ、より親しまれています。
産卵期は春となり、その前の秋~冬が旬となります。
ドンコ(エゾイソアイナメ)は底引き網漁・かご漁・定置網漁などで漁獲されています。
産直通販サイトの漁師さん直送市場では、北海道で定置網漁をされているマルホン小西漁業さんや岩手でかご漁をされている三陸漁業生産組合にてドンコの水揚げがありました。
かご漁は餌をつけたかごを多数海底に沈め、そこに入った魚を漁獲します。以下の動画はかご漁となります。
ドンコが通販サイトや卸売市場において、どのような値段で販売されているか調査しました。
一般的な通販サイト(楽天市場)でドンコがどの程度の値段で販売されているか調査してみましたが、掲載されている商品は見受けられませんでした。
豊洲市場には、全国の様々な漁港から魚介類が集まってきます。
豊洲市場でのドンコの値段を調査しましたが、情報を見つけられませんでした。
産直通販サイトの漁師さん直送市場でも、ドンコを単品で出品されている漁師さんは見受けられませんが、以前は三陸漁業組合さんがドンコの水揚げがあれば、5,000~6,000円の鮮魚セットに入れられておりました。
ドンコ単品だと、1kg 1,000~1,500円くらいの値段感かと思います。
一般的に「キモ」というと肝臓のことを指します。
肝臓の成分で最も多いものは脂肪ですが、「脂肪=太る・体に悪い」というイメージからはかけ離れているのが魚の肝臓です。(フグや深海の大型魚など肝臓を食べられない魚もあります)
肝臓は栄養の貯蔵庫と呼ばれており、ビタミンA、B、C、D、タンパク質、カリウム、カルシウム、鉄分など様々な種類の栄養分が豊富に含まれています。
また、肝臓の脂肪は不飽和脂肪酸からできたものです。なんでも食べ過ぎは良くありませんが、適量ですと体を健康にし、お肌を綺麗に保つ潤滑油となります。栄養面でも、美容面でも優れた食材です。
※不飽和脂肪酸(ふほうわしぼうさん)-脂肪の構成要素である脂肪酸のうち、植物や魚の脂に多く含まれるもの。動脈硬化や血栓を防ぎ、血圧を下げるほか、LDLコレステロールを減らすなど、さまざまな作用を持っています。
ドンコのキモは上品でありながらも、旨みが非常に強く絶品です。そのため一度食べたら病みつきになるという方も少なくありません。
そしてドンコのキモを利用した料理レシピは東北各地に伝っております。
<ドンコのキモレシピ1.肝味噌焼き>
みじん切りにした青じそ、ネギと味噌、ドンコのキモを一緒に包丁でたたいてから焼いたキモ味噌焼き。
<ドンコのキモレシピ2.ドンコの味噌詰め焼き>
これをドンコのお腹に再び詰めて焼くドンコの味噌詰め焼き。
<ドンコのキモレシピ3.ドンコのさかさ焼き>
すりつぶした肝に卵黄、ネギ、しょうが、しょうゆを混ぜたものを、ドンコの魚本体に塗って焼き上げるドンコのさかさ焼き。
<ドンコのキモレシピ4.ドンコのなめろうキモ和え>
ドンコの身と、キモと、ネギ、しょうが、味噌を一緒に包丁でたたいてそのまま頂くドンコのなめろうキモ和え。
<ドンコのキモレシピ5.ドンコ鍋>
そして寒い冬に絶品、ドンコ鍋。
濃厚なキモの美味しさだけでなく、ドンコは身からもとても良い出汁がでます。
アンコウ鍋ももちろん美味しいですが、比べるとドンコ鍋の方がより深みとコクがある出汁が出て最高という声もあります。
ドンコのさばき方です。
1.頭をおとす
2.内臓を除去。肝をとっておく。
3.三枚おろし、輪切りなど。
詳しい手順はこちらの動画をご覧ください。
通販で購入したドンコについて、おすすめの料理レシピ5選です。
ドンコの鍋の料理レシピです。
【料理レシピ】
<材料>
・通販で取り寄せたドンコ
・野菜、味噌
<作り方>
1、ドンコのウロコをとる。
2、頭を切り落とし、キモを傷つけないようにお腹を開いて内臓と肝を取り出す。
3、キモの血・筋・苦玉(緑色)を丁寧に取り除き洗う。一口大に切り、器に入れて日本酒を振りかけラップをして置いておきます。
4、鍋に水を張り、そこにぶつ切りにしたドンコの身を入れ、水からドンコの出汁を煮だしていく。煮えにくい野菜も入れる。
5、沸騰したらキモとネギなどを入れます。キモは煮過ぎない方が美味しいのでさっと煮て火を止め、味噌を溶き入れるとドンコ汁の完成です。また、味噌と一緒にキモをつぶして溶き入れる方法でも美味しいです。
ドンコの刺身の料理レシピです。
【料理レシピ】
<材料>
・通販で取り寄せたドンコ
<作り方>
また、新鮮なドンコはお刺身も美味しいです。
綺麗な白い身は柔らかい歯ごたえで、淡白な優しい味わいです。
ドンコの肝たたき(肝和え)料理レシピです。
シンプルなお刺身も美味しいですが、キモを溶き入れたキモ醤油につけて食べると、濃厚なキモの旨味が加わり、ドンコのお刺身がさらに美味しくいただけます。
【料理レシピ】
<材料>
・通販で取り寄せた新鮮なドンコとドンコの肝
・味噌 小さじ1
・醤油 少々
・味の素 少々
・ネギ 1/4本
・ショウガ 少々
詳しい作り方レシピについてはこちらです。
ドンコの味噌汁の料理レシピです。
【料理レシピ】
<材料>
・通販で取り寄せたドンコ
・味噌、野菜
詳しい作り方動画はこちらです。
ドンコの煮付け料理レシピです。
【料理レシピ】
<材料>
・通販で取り寄せたドンコ
・ショウガ、みりん、砂糖、酒、醤油、塩 適量
詳しい作り方についてはこちらです。
漁師さん直送市場の通販を利用して、北海道よりドンコが届き、豆知識や値段、料理レシピをレポートしました。
冬の名物、ドンコ。
初めて聞いた方や、食べたことがない方も多いかと思います。
寒さが増すこの季節、ドンコ鍋は身体の芯から温めてくれます。
優れた栄養で免疫力を上げ、寒い冬の風邪対策にもおすすめです。
北海道 有限会社マルホン小西漁業
鮮魚セット 約4kg~8kg
9,600円(税・送料込)
目安人数8~16人。親戚を呼んでのお祝いごとやホームパーティーにオススメです。
北海道 有限会社マルホン小西漁業
鮮魚セット 約3kg~6kg
7,680円(税・送料込)
目安人数6~12人。親戚を呼んでのお祝いごとやホームパーティーにオススメです。
北海道 有限会社マルホン小西漁業
鮮魚セット 約2kg~4kg
5,680円(税・送料込)
目安人数2~4人。家族・パーティーにオススメです。1日目は基本的に刺身、2日目以降は焼き・煮付等お楽しみ頂けます
石川県 鹿渡島定置
アオリイカ 2.5~3.0キロ
9,480円(税・送料込)
定置網で獲れるアオリイカです。富山湾では9~12月がアオリイカの水揚げ時期になります。