巻寿司用・焼海苔10枚入×5袋

『必要以上に獲らない』

皆さま初めまして。邦美丸の富永です。私達は
『ブレない、着飾らない、正直に！』をモットーに
岡山県玉野市胸上漁協で海苔養殖と底曳網漁をしている個人経営の漁師です。邦美丸の名前の由来は、夫:邦彦、妻:美保の名前からとりました。4月〜9月は底曳網漁、10月〜3月は海苔養殖をしています。
お魚の直販を初めて7年になります。スタート当初、水揚げの9割市場へ、１割発送でした。時には発送をキャンセルさせて頂き、今獲れるお魚を追い求めて24時間操業したこともありました、、いわゆる乱獲です。でも皆さまのお支えがありおかげ様で、年々ご注文数が増えてきました。本当に本当にありがとうございます。これからも末長くよろしくお願いします。そこで今年から初めての試みに実はチャレンジしています。
それは、、『受注型漁師』という新たな持続可能な漁業の新スタイルの構築
自分の水揚げを100%直販を目指しています。それは儲けよう。という訳ではく、、、
【必要以上にお魚を獲らない‼️】
皆さまがご注文下さるので、実際、漁の時間が半分になりました。時には半分以下。繁忙期でもまわりの漁師さんより短い操業時間です。漁の時間が短くなると、『資源保護』大切な海を守ることにも繋がります。本当に本当に大変ありがたいことに、ご注文数も増えて来ましたので、新たな働き方、新たな漁業、新たな海の守り方を目指す、新たな目標を見つける事が出来ました‼️本当に本当に皆様のおかげです、ありがとうございます
なので邦美丸を選ぶデメリットがあります（正直に）
↓↓↓
◯だいたいの漁師さんは
『水揚げの中から厳選したモノ』をお届けしていると思います。
邦美丸は『水揚げした全てのモノ』をお届けしますので品質はイマイチなのもあります。水揚げしたお魚で状態が良いモノは3分の1あるか、ないかです。良いモノだけをお届けしようとすると、その分たくさんのお魚を獲ることに繋がります。
【必要以上に獲らない】に反する事になります。残りの3分の2のお魚達にも命があります。そのお魚達も大切に頂きましょう。と考えています。
◯『受注型漁師』を目指してるわりにはお魚の処理がヘタクソです（汗）

産地紹介

岡山県の三大河川と呼ばれる吉井川と旭川に面しており、大河がぶつかる栄養（ミネラル）が凝縮されている場所なので、美味しい海苔・豊かな漁場を作ります。
瀬戸内海は山からの栄養分が川へ流れ、その川が多く海へ流れ込んでる為、魚の餌となるプランクトンや小さなエビなどが豊富に育ちます。

漁法紹介

【小型底引き網漁】
一隻で20m前後の棒で網を広げて海底に接するように網をひき、魚介類を袋網に追い込んで獲ります。4月から10月中旬まで底引き網漁を行います。いわゆる「棒コギ」ともいいます。

【海苔養殖】
10月下旬から海苔の育苗が始まります。 11月上旬、本張り作業をします（海苔網を一枚ずつ海に張っていく） 11月下旬、20㎝〜30㎝に成長したら「モグリ船」で刈り取ります、刈り取り直後の海苔が「生海苔」になります。洗浄、熟成、成形、乾燥させたものが板海苔の「乾燥海苔」になります

新しい漁業のスタイル

第一生産者のお仕事の相手が人の言葉が通じない「自然」です。
毎年違った天気、温度、水温、湿度、海水温度、海水濃度、潮など言い出すとキリがないお相手とお仕事をさせて頂くので

『生涯一年生』です。

毎日あたりまえのようにどこかでお魚が水揚げされていますが、それはあたりまえではなく漁師の知恵です。
今日、獲れたからと言って明日も獲れる保証はどこにもありません。

なので、水揚げの約束は出来ませんがご注文頂いた以上、ご期待にお応え出来るまで帰らない。精神で頑張りますので、ご寛容な気持ちでご注文頂けると幸いです

『受注型漁師』を目指していますので、
必要以上にお魚を獲りません。
1人のお客様のためにも船を出します。

漁師は獲るだけ、売るだけでは持続可能とは言えない

休漁日にはイカの産卵場所造りをしています。
これからは漁師も獲るだけはいけません
稚魚の放流、リリースも大事ですが、近年、温度の常識など変わりつつある自然界
まずはお魚が育ち易い環境を造らねばと思いイカの産卵場所、稚魚が育ちやすい場所造りを始めました。
もちろん最初はこんなボランティアみたいな活動にヒトは付き合ってくれませんでしたが、
今や漁師仲間、一般の方、TVの方、ユーチューバーさんがあらゆる方面で協力して頂き、
今は胸上漁協青年部の活動案件になりました。
漁師だからこそ、魚の好む場所、育ちやすい場所、産卵時期など、知恵を出し
一般の方々のお力もお借りして

皆さまと共に大切な資源、持続可能な瀬戸内海に！！していければと思います