イチキ大光
漁師さんからのメッセージ
北見市常呂町ではホタテは年間約4万トンが水揚げされ、日本でも有数の水揚げを誇っています。また「ホタテ養殖発祥の地」でもあり、サロマ湖とオホーツク海の豊かな資源のもと、確かな品質と安定した供給を実現しています。
ホタテ養殖発祥の地である常呂エリアはオホーツク海とサロマ湖に面し、日本有数のホタテ水揚げ量を誇ります。自然も人もみんなが豊かになり「循環する漁業」をつくろうとの想いを胸に、常呂の先人達が苦労を乗り越えたからこそ、日本のみならず世界にも認められる品質の高い安定した生産量のホタテが生み出されています。
現在も常呂の漁師さんの志は変わることなく、家族の協力の元、オホーツクの山や川のほとりに木を植え、全ての源となる森をつくり育て守りながら大切な海の資源を育み、未来へつないでいます。
こんな場所と人に育てられたホタテを海から水揚げした状態で食べてもらいたいです。
漁師 柏谷 晃一さん
産地紹介
オホーツク海は世界の3大漁場の一つとも言われ、魚介類が豊富な漁場です。
2月や3月は流氷の影響もあり漁ができませんが、流氷によって運ばれてくる砕屑物の影響で豊かな海が作られるとも言われています。
また、サロマ湖は日本で3番目に大きな湖となり、海水が流入してくること及びオホーツク海よりも波が穏やかであることを活かしホタテ貝や牡蠣の養殖が盛んです。
漁法紹介
ホタテ漁は「貝けた網漁業」と「養殖業」の2種類があり、オホーツク海では「貝けた網漁業」、サロマ湖では「養殖業」が中心となっています。
「貝けた網漁業」では、サロマ湖で1年間育てた稚貝をオホーツク海の決められた区画に放流し、海の中で自然に成長させた後、4年後などに「けた網」で収穫する漁業です。安定的に収穫するため、海底をいくつかに区画し、収穫・放流する区画をローテーションさせることにより、計画的に栽培しています。
サロマ湖で行われる「養殖業」では貝殻の耳に穴をあけ、海に吊るすことから「耳吊り養殖」とも呼ばれます。
こだわり
水揚げしたホタテ貝は陸上の生け簀に入れ砂抜きをします。発送する直前まで生簀で生きているホタテ貝のため新鮮です。
季節ごとの水揚
水揚げ魚種の一例となります。天然魚の場合は自然相手のため、どのような魚が漁獲できるかは出漁して水揚げしてみたいと分からないです。記載の魚種がいつも水揚げされるというわけではありませんのでご理解よろしくお願い致します。