豆知識
豆知識
2018年04月22日 11時19分
漁師さん直送市場の通販にて、サクラマスが販売されていました。
サクラマスは鮭の仲間です。
自然界のサクラマスの卵は川底で冬を越し、翌年春に孵化します。稚魚は1~2年は川の上流で暮らしますが、その後、海へ下るものと、そのまま川に残るものに分かれます。海へ下るものが「サクラマス」、川に残るものが「ヤマメ」となります。不思議なことに生きる場所が分かれることで、その後サクラマスとヤマメは姿形もまったく違ったものになります。
海へ下ったサクラマスは約1年後、生まれた川に戻って来ます。戻ってくる時期が桜の咲く頃であること、または身が桜色であることから「桜鱒(サクラマス)」と呼ばれるようになったそうです。しかし近年、ダムや河川の開発により環境が損なわれ数が激減し、サクラマスは“幻の高級魚”となってしまいました。
そこで試みられたのが、サクラマスの養殖です。サクラマスといえばお刺身が絶品ですが、天然のサクラマスのお刺身は寄生虫の恐れがある一方、養殖のサクラマスは安心してお刺身で頂ける良さがあります。身は綺麗なサーモンピンクで脂がのってしっとりと軟らかく、一口食べるととろけるような食感と上品な甘味と旨味が味わえます。熱を通しても硬く締まらないので、塩焼きに天ぷら、ソテーにしてもしっとりとした美味しい身を頂けます。