豆知識
豆知識
2018年03月17日 07時37分
ホウボウの胸びれは半円形で大きく、翼のように水平方向に広がります。ホウボウという名前は、浮き袋を震わせて「グーグー」と鳴くのでそれがボーボーになりホウボウになったという説と、大きな胸びれを使って海底を方々に這いまわる魚ということからという説などがあります。
非常に上質な白身で、江戸時代には「君の魚」といって上流階級の食べ物となっていたそうです。また、お食い初めの魚としても好まれます。
旬は秋から春で、この時期はとても脂が乗っており、強い旨味と甘味が味わえます。ホウボウのお刺身は薄く切るとトロッとした食感、厚めに切るとモチっとした食感の2通りが楽しめます。熱を通すと身が硬く締まる点と、アラが非常に美味しい点から、塩焼きも良いですが、汁物や煮付けにするとホウボウの良さがより際立ちます。また、肝臓と浮き袋も美味しく、甘辛く煮付けた肝臓と浮き袋は甘く舌に溶けて絶品です。